宇宙人かもしれない伯母と私の介護録

介護から相続まで

「家族葬って家族しか呼べないんでしょ?」
「(歯が折れて)私は歯周病だ」
「(風邪と診断されたのに)コロナなのにあの医者はだめだ」
「(遺言書をしっかり書こうねと説明しているのに)私は後見人入らない!」

……これ、ぜんぶ伯母の発言です。

最初は「ちょっと天然なのか?」と思っていました。
でも、だんだんと「いや、これは常識が通じないぞ?」という場面が増えていきました。

伯母の弟でもある私の父と伯父が相次いで亡くなり、
子どもも親族もいない伯母の面倒を、自然な流れで私が引き継ぐことになって15年。

祖母の介護には関わらなかった伯母。
でも、自分のことになると「私を助けて」「私がかわいそう」と全面依存。
こちらが説明しても、理解より感情が先に走るタイプ。

正直なところ、「この人、何者…?」と心の中でつぶやく日もあります。
宇宙人か、もしくは地球外生命体に近い何かかもしれない。

…そう思わないとやってけなくなりました!

亡くなった父や祖母が「姉ぇ(伯母)を連れ戻さなきゃ」「面倒みなきゃ」と言っていた理由、
今になってわかってきました。

笑えるようで笑えない。
でも、笑わなきゃやっていけない。

そんな伯母との日々を、
相続の準備もかねて記録しつつ、
このブログで少しずつ書いていこうと思います。

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